これまでのお話〈剣と魔法の学校〉
10-1話
王都ジェネロシティーに帰ってきたアス・ルピア・ズフト・ニャム。
それぞれ剣と魔法の学校で、戦い方や魔法を習った先生に、あいさつをすることに。
アス・ルピア・ニャムは気がつかなかったが、ズフトにはなにか、思うところがあるようで…。
アスは剣士学科棟に入り、かつてのクラスメイト、ケーとメエに出会う。
再会にひとときの喜びを感じるアスたち。
けれど、あっという間に強くなったアスをほめるメエに、アスは複雑な顔をして…。
そこに誰かが来て「本当にな」と声をかけてきて…?

ケーとメエとはよく、戦い方の練習をしたなあ。

ケーは体術使いで、僕とパートナーだったんだ。

授業中は、ちゃんと授業を受けていいやつなのに、
授業が終わるとすぐに女の子のところに飛んで行くのが、たまにきずだったりしたんだ。

メエは可愛い羊人(ひつじびと)さんだけど、「ロック」という激しい曲が大好きで、
同じクラスのときは、投げナイフが僕より上手かったんだよ!

投げナイフを避けるの、実戦形式のときは、すっごく、怖かったなあ…。
登場キャラクター





10-2話
「剣と魔法の学校」の剣士学科棟で、旧クラスメイトと会うアス。
しかし、自分より早く勇者になり、魔王討伐の旅に出ているアスに、クレバは強く嫉妬をしていた。
アスをかばう友人のケーと、クレバはぶつかり、ケンカを始めてしまう。
その様子を見たアスは…。

2人ともけっこう頭に血がのぼりやすいところが、あったりするんだよね…。
ケーの気持ちは嬉しいけれど…。

ケンカ、しないでほしいなあ…。
登場キャラクター







10-3話
アスは、勇者であるアスに対して、嫉妬をするクレバが、早く勇者になって、
行方不明であるクレバの父親を探しに行きたいと、願っていることが分かっていた。
けれど、アスのクレバに対する(君より早く勇者になって)「ごめん」という言葉は、
クレバにとって(君より才能があって強くて)「ごめん」と聞こえ、火に油を注いでしまうのだった…。
アスの友人メエは、学校でアスがなんとなく、
自分たちと線を引いていた気がする…と感じていた。
図書室に入ったアスは、卒業者名簿を見つけ、ズフトやニャム、ルピアの昔の写真を探そうとするが、
いつもと様子の違う(?)ズフトに強く止められる。

ケーやメエたちが元気で過ごしていて、本当に良かったよ。

それにしてもズフトさん、すごく怖い顔をしていたような…。気のせいかな?
登場キャラクター







10-4話
剣と魔法の学校の廊下を歩くニャムは、
「分かる」体験のために魔法学科の特待生として入学をした、過去の自分を思い出していた。
さびしさを癒すために魔法の勉強に没頭をするニャム。
ところがある日、大切な魔法の教科書を買わずに丸写しをする生徒を見つけ
「魔法をバカにしているのか!」と怒りをぶつけるが…。

ねえ、ひょっとしてルピア、ボクにそう言われたことなかった?
ちょっと、反省してるんだけど…。

大丈夫ですよ!魔法学科の人は全員、見るたびにそう言いましたから!

全員!?よくやめようと思わなかったね…。

正直に言えば、最初の2年は何度もへこたれて挫折しそうになりましたが、

私には明日が来るのに、リクルには来ないかもって思ったら、
そっちのほうがずっと、怖かったです。

へこたれても、どうにか立ち直れましたから、結果的には良かったと思います!
登場キャラクター


10-5話
剣と魔法の学校の魔法学科、実習室で、
ルピアはアスと初めて出会った日のことを思い出していた。
剣士として強いアスをほめるルピアだが、
ルピアの記憶のなかのアスは、そのとき、なぜか少し悲しそうな表情をしていて…。

あのとき、なにか私、アスくんに変な言葉をかけちゃったか、
気になっちゃいました…。

でも今のアス君に話しても、覚えていないかもしれないですよね(汗)
登場キャラクター

